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  • 徳永仁・高村徳人
  • 九州保険福祉大学薬学部
  • 2014.03.07

    学校教育で「正しい薬の服用」を教える 中学校教員が実際を紹介

     2月16日に「くすりの適正使用協議会」(RAD-AR協議会)主催のメディア勉強会が開催され,中学校の保健体育で必修化された医薬品に関する教育の実際を,京都市立九条中学校教諭の上田裕司氏が説明しました。
     上田氏は,医薬品にすぐ頼らないという基本的な考えや,医薬品の製剤的な特性,薬物動態の基礎知識など医薬品の適正な使用に関することがらを,各種教材を用いて教えているようすを紹介しました。


    ●上田裕司氏


     上田氏は,薬事法改正の付帯決議で学校教育で医薬品の適正使用に関する知識の普及啓発に努めることが求められたことを受け,中学校の学習指導要領に医薬品の教育が盛り込まれたことなど経緯を解説。中学校では保健体育のなかで教えていることを紹介しました。
     指導要領では,医薬品に主作用と副作用があること,薬には使用法が定められており正しく使用する必要があることについて教えるよう定められており,授業のなかでもその点を中心に教えられています。


    ●錠剤のカットモデルを使って製剤の特徴を教える


     上田氏はRAD-AR協議会が提供している教材を用いて,薬を十分な量の水で飲むべき理由や,噛んではいけない薬がある理由などを教えたり,飲み忘れた後に2回分まとめて飲んではいけない薬がある理由などを教えています。


    ●薬物の血中濃度の模式図を使って,決められた量を決められた回数飲む大切さを教える


     また,生徒たちにOTC医薬品の外箱を渡し,どのような情報が記載され服用時にはどこに着目するかをグループ討議させていることも紹介しました。

     課題として上田氏は,「雨で体育ができないから教室で保健教育を行う」など,そもそも保健教育に対する意識が教員間で低いなどの問題もあることから,健康リテラシーを保証する教育の責務を教員が自覚すべき,と指摘しました。
     また,学校薬剤師による授業の実施については,学校薬剤師に授業のための時間を割いてもらうのが難しい,との認識を示しました。
    (MK)

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